泣いたあの日に思うこと

人は何故涙を流すのだろうか。 辛いことがあったから。 悲しいことがあったから。 苦しいことがあったから。 嬉しいことがあったから。 涙には様々な種類があるが、あの日。 会社の上司からの執拗なパワハラを受け、病気になって帰ってきたあの日。 釧路空港でお母さんの顔をみた時、涙が流れたのは、今でも言い…

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変わらない二度目、変わる覚悟

2024年7月18日。 このエッセイを書いている。 2024年7月17日。 言わば昨日だ。 昨日が自分にとって、いや、しろちゃんと俺にとって二度目の結婚記念日になる。 自分が今書きたいことを素直に書こうと思う。 いつものように書けない、書けない、あでも、いでも、うでも、なんでも書こうという精神はこのエ…

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ホストが刺される理由

かっこいいは罪である。 2016年夏。 1人のかっこいい男がいた。 正確には、自分の事がかっこいいと思っている痛い男が1人いた。 その男の名は。 渡邊祐樹当時26歳。 渡邊祐樹といってもルフィではない。 同性同名の統合失調症持ちの病気の男だ。 その男は化粧をある日覚えた。 知り合いの…

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ワトソンの妄想世界の仕組みと妄想人物図鑑

数々のエッセイを書いてきた。 ここで、今まで書いたエッセイや、妄想、それらの意味や立ち位置についてまとめておこうと思う。 俺の妄想は何か一つ、妙に納得できるようなルールを感じる。 まず組織だ。 組織とは、俺の最初の就職先の埼玉の会社のことである。 この会社組織の目的は、まず、パワハラ上司を用意し、質問力の少…

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ドレミファソラシド

ドはドーナッツのド。 歌の世界ではそうだ。 じゃあ、心の世界ではどうだろうか。 人間の健康を鍵盤で歌で表した時。 喜怒哀楽を持っている人間が健康的な人間だとしてら。 ドは怒りのドだろう。 この怒りのドがなくなったら、人はどうなるんだろう。 喜怒哀楽のバランスを崩し。 崩した先に何になるんだ…

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生命を切り刻む作業

勘違いをしていた。 大きな勘違いを。 父は言った。 作家になりたい俺に。 「作家は生命を切り刻んで書く作業だ」 俺はその言葉を大きくはき違えて捉えてしまっていたのだ。 父の言葉の意味合いとして、 作家は、自分の経験や、体力、引き出しを使って書くことを、生命を切り刻んで書くことであると表現していた…

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いつか未来を滅ぼす使命

何故世界が生まれたのか? この問いに詳しく答えられる人間はなかなかいないだろう。 多くの学者や専門家はビックバーンという宇宙の爆発により、様々なものが形成され宇宙の一部、その『なにか』が生まれ『なにかとなる』我々が存在している、と説明するだろうが。 日常を歩く若者たち。 普段を生きる青年たち。 そんな事を意…

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恐怖を言い訳にするな

怖い。 執筆が怖いと思ったことはないだろうか。 自分がいいものを書こうと思えば思うほど、その手は動かなくなり途端に書けなくなる。 そんなことは経験にないだろうか。 自分は執筆することが怖い。 失敗すること。 落選することが。 正解を知りたい。 正解に効率よくたどり着きたい。 そんな風…

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101回目の逮捕と出所 出所退院編

いろいろあった。 本当にいろいろ。 初めての経験。 初めて警察に捕まったし、留置所へ送られた。 初めて閉鎖病棟に入ったし、隔離室へ入れられた。 逮捕と入院とカープの優勝と、友貞さんや田中さん、看護婦、看護師。 いろんな人との出会いがそこには会った。 俺は思う。 この先いったい自分は何になる…

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101回目の逮捕と出所 優勝編

将来の夢は? と聞かれたら。 小学生の頃。 俺はプロ野球選手になりたかった。 広島東洋カープに入団して、ホームランをいっぱい打って、活躍して。 そんな非現実的な夢を抱き、日々を過ごしていた。 今となってはただのカープファンの一人のおやじだが。 2016年夏。 カープは絶好調だった。 …

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101回目の逮捕と出所 周波数編

コップを指先で掴む。 怖い顔をしながら、ゆっくりと歩く。 そこに自分はなぜか、作家性を感じる。 自分は作家である。 自分は周囲の周波数を感じている。 いろんな経験をして周波数を獲得してやるぜ。 そんなことを思う。 だが。 なにか苦しい。 なにか嫌な感じだ。 昼寝をしていただけで…

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全日本漫画家人妻鬼ごっこ 完結編

人を好きになったことがなかった訳ではない。 ただその本気かどうかといわれれば。 その失恋のたびどれだけ泣いたかがその本気度だろう。 今日も車を走らせて気づいた。 気づいたというか、感じた。 ありもしない行動妄想の中、その妄想の声が。 アンジャッシュ渡部が。 そうなんだよ。 お前が好きだった…

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答えはウエスタン 集合会食編 その1

その場には全員がいた。 全員とはどのようなメンバーか。 プロ野球選手のOB、現役プロ野球選手、有名著名人、小中高生時代の学校の先生、友達、あずきバーさん、コーヒーレディ、地元のパチ屋の客、近所の大人、親戚、などなど俺の人生にかかわったと思わしき人物達が、全員この集合会食に出席していた。 多くの人が集まる中、今日は人生で唯一その人の…

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アンドロイド婆ちゃん

夢を見る。 同じ夢を。 あの日見た夢を。 あの日といえば今でも明確にわかる。 2019年11月3日の夜に見た夢だ。 何故その夢の日付を覚えているのかって。 それは、その翌日の11月4日に婆ちゃんがこの世を去ったからだ。 この世を去ったはずの婆ちゃんなのに。 俺の中では生きている。 夢…

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101回目の逮捕と出所 作業療法編

たった今。 野に放たれた。 一人の男が。 Tシャツ短パンのラフな格好で。 野に放たれたというのは、許された空間に身を置いたという事だ。 「作業療法」という、リハビリを行う空間に。 たった今自分は身をおいたのである。 認可がおりるまで、2,3週間かかっただろうか。 入院した内容が内容だけあっ…

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運命を指でなぞると

怖さを感じたことはあるか? この世界に。 僕は、それを感じた時に。 『運命』という字を書いてみろよ。 そんな言葉づかいで、誰かに話してみる。 そしたら、あるの人はこう言うだろう。 『てめえ、何さまのつもりだ』と。 そんな返しなんて、十の昔から知ってた。 ある人は、こう言うだろう。 『…

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0を1で割ることは出来る。 その答えは簡単だ、0である。 ありもしないものに対して、その評価をくだし、正解となる答えを導き出すことができる。 その正解となる答えが、意味の持たない空っぽなものであったとしても、 意味のある母数あるなら、その篩いに何度もかけることが出来る。 2でも、3でも。 100でも、1000でも。 でもそ…

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さよなら、二人に。そして、パパになった日、

上手な生き方を人は教えてくれると信じていた。 信じる生き方の先に、自分の満足する答えとなる正解があると、思って生きてきた。 安心や、安全や、満足な、正解となる人生の道しるべ。 それを、自分は周りの人間に求め、考え、生きてきたと思う。 赤子で生まれた自分が、本能という生存戦略で、父母の愛を受け、周りを頼りに、自分は…

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邂逅のウェディング

無責任な男に責任を持つ資格はないなんて、誰が決めたのか。 これからパパになる人が。 これまでパパじゃなかった人が。 急に大きな飛躍や変化を求められたって、それに応えられる自信など、あると断言できる方がどうかしている。 子供で生まれてきた自分が。 これまで子供だった自分が。 急に親に背を向け、新たな家族…

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小石蹴飛ばしたら……結婚しました

小さなことで。 人生は変わる。 小さなことで。 人生は動く。 今。 この一瞬。 この一瞬。 この瞬間に。 次のキーボードの叩く手が、人生の変え決める。 エンターキーを叩くという、所定の収束的な行動と。 それとは別に、そのエンターキーを叩いた行く末にある、予期せもしない運命が。 …

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名刀の切れ味

一太刀でいい。 勝負の間合いに入った瞬間。 名刀の切れ味で相手から技ありを奪う。 勝負は一瞬にして決まる。 それが、日本空手協会の組手である。 1999年。 今から、もう20年以上も前。 ある日の空手の全道大会を前に一人の酔っ払いが、息子に空手のご教授をしていた。 呂律は回っていたか? …

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答えはウエスタン 病院編

それは。 Yahooのトップの記事に。 次の日の新聞の一面に。 デカデカと存在感強く、 『ワトソン--ついに泌尿器科へ! 新たなるワンナイト戦士誕生か!?』 そんなふざけたタイトルの情報が載るという、あり得ない妄想をしながら、彼は、臭いミミズを車から捨て、消臭し、泌尿器科へ行くべく、病院へ向かっていた。 …

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答えはウエスタン 実行編

彼を勝手にこう呼んだ。 「不遇の天才打者」 と。 それは、佐賀県に生まれた天才打者、佐賀東高校、背番号51。 末永真史のことである。 2009年9月10日、彼は天賦の勝負強さで、カープファンの夢を叶える勝利のアーチを、あの神宮の夜空に描いてみせたのである。 カッコいいと思った。 凄いと思った。 …

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答えはウエスタン 作戦編

修平は怒っていた。 ワトソンの高専時代の友達、しゃちくのリーマン修平は。 渡邊の野郎、幼少時代の空手の時から、俺をうちのめし、高専で同じクラスになったと思いきや、偉そうな発言に、余裕ぶっこいた態度。 挙げ句俺が片思いしていた、Dさんが渡邊に思いをよせ、そんなことにも気づかず、しらんぷりで、遊びに遊んで、就職し、社会に通…

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全日本漫画家人妻鬼ごっこ 七夕編

墨東署巡査課長は言う。 暴走する車に。 街中を暴れ回る車に。 「大丈夫、赤いミニは害はない」 藤島康介先生作、逮捕しちゃうぞにでてくるワンシーンである。 しかし、俺は思うんだ。 赤いミニ。 赤い車。 赤は好きだが、俺の地元を走る、中古の高級車は。 刺青をした巨人ファンが乗っている。 …

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悪が勝ち、正義が負け、最後に心が決める

どんなに困難で挫けそうでも。 信じることさ。 必ず最後に愛が勝つ。 愛が勝つことは、勿論理想だろう。 じゃあ、正義と悪、どちらが勝つべきなのか。 そんなもの正義が勝つことが、正しいし、一番いいに決まっている。 でも、世の中、そういう風に出来ているだろうか? 否。 凶悪なバイキンマンが、多額…

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AとB

AとB 僕はA型で。 君はB型で。 AとBとOやABがあってって。 そういう話をしたい訳じゃない。 僕が、言いたいことは。 開いた華には水を。 夢見るあなたにムチを。 じゃあ、華もない、夢もない、僕に、何をもたらしてくれるの。 そんな疑問や疑念などは、数十年もしたらきっと解決するもの…

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ありがとうの大五郎

ありがとうの大五郎 お父さんとお母さんどちらが好きか? なんて質問は愚門である。 等しき愛情を、等しく与えてくれる存在であるがゆえに、そんな愚門を子供に聞くことじたいどうかしている。 じゃあ、逆に、お兄ちゃんとお姉ちゃんどっちか好きか? こんな質問してくる子供なんていないだろうという話。 もし、そんな…

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101回目の逮捕と出所 療養編

餌を床に置く。 おぼんの上には、牛乳や、味噌汁や、おかずや、白いご飯。 犬のような俺は、首輪が繋がっていないことをいいことに、この隔離室という犬小屋から、逃亡をはかろうと考える。 普段は鍵がかかっているが、今なら脱獄出来る。 俺の足と職員の足。 そしてこのセキュリティ。 だめだ。 全てを勘案して…

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彼氏はブランド品

地球上に存在する多くの美女。 多くの容姿端麗女性の理想の彼氏像を語ろう。 それは。 イケメン、高収入、高身長。 優しい、面白い、浮気しない、浮気許してくれる。 都合のいい最強彼氏。 このように、世に存在するはずもない、彼氏こそが、世の中に求められた彼氏なのである。 そんな彼氏像に。 俺は、…

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101回目の逮捕と出所 入院編

ケツを拭くことなど造作もない行為だ。 トイレットペーパーを折りたたみ、お尻の穴へ、近づけ、スリスリとする。 一回目、二回目、三回目。 そうしてお尻を拭いて綺麗に拭きとればいい。 本当に造作もない事だ。 でも、それは、トイレットペーパーの猶予があればの話。 そんなこんなで、留置場から俺は、白いハイヤーで…

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全日本漫画家人妻鬼ごっこ 始動編

俺は思う。 漫画家は鼻が臭い。 そんな訳がないだろう。 あるひとは。 漫画家は鼻がいいにおい。 そう言うかもしれない。 そんな必然性は誰が決め、誰が判断するのだろう。 じつわ。 じつわ、それは、人妻である。 旦那に飽きた、体をもてあます、世の人妻達。 彼女らは、ある共通思念を持…

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停留所の夜闇で

暗がりをスマホ片手に僕は歩く。 バスの停留所降りて僕は歩く。 あれから何カ月立っただろうか。 我々が出会ってから。 一年くらいか。 一年と少しくらいか。 出会いの気持ちをイメージしてみる。 僕は、好奇心と微かな緊張か。 キミは、待ち望む気持ちと、こちらも大きな緊張と、恐怖心だろうか。 …

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罪滅ぼしの報復 再犯編

田代はまた麻薬をやった。 田代はまた捕まった。 田代はまた過ちを犯した。 何度、何度、何度繰り返すのだろう。 田代だけではない。 俺もだ。 なになにはもうしない。 なになにはもうしない。 なになにはもうしない。 しない、やらない、もうしない。 そんな誓いの意思ってどれだけ堅いも…

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罪滅ぼしの報復 大罪編

ふと思う事がある。 正義とは何か。 正しいとは何か。 正しい事が正義なのか。 ふと思うことがある。 金が全てなのか。 心が大切なのか。 金は心は大切どちらが正しいか。 その問いかけにハッキリとYESこちらだと応えられる者は、おそらく金派閥だろう。 心を選び提唱し続けるものは、一部の重…

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泣いたあの日 前編

俺は社会人が嫌いだ。 社会人は苦手だ。 社会人はみんな敵に見える。 子供の頃。 生まれて来てから、思って感じた、大人に対する違和感。 恐怖心。 コンプレックスとなるものを感じていた。 そもそも。 大人と子供の境界線ってなんだ。 学生と社会人はどう違うんだ。 社会人は、一般的に社…

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家に帰るまでが戦い

家に帰るまでが遠足という言葉があるが。 あの時の俺はまさに、家に帰るまでが、戦いだった。 2016年夏。 照りつける太陽のした、あり得ない格好で俺は車に乗り込んだ。 こんな真夏にも関わらず、冬に着る厚手のジャケットの上着に、下はジャージの上にさらにジーパンを履き、ニット帽姿。 車の中は冷房どころか、暖房マッ…

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みず

それは、奇跡の言葉だと思う。 みず。 みずというたった二文字の言葉。 この言葉がもし、もう少し長かったり、あるいわもう少しいいずらい言葉だったら。 これは、本当に大変なことだと思う。 それを感じたのは、婆ちゃんがこの世を去る、一日前のことだ。 自分の体が、生命の灯が今にも、消えゆく、最後まで。 …

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十年探したワンピース

五日前。 31歳になった。 現在2021年4月8日。 13時43分。 今のこの時間には、さほど意味はない。 伝えたいこと。 言いたいことは。 あれから、十年たったということだ。 あれってのは。 2011年。 俺が初めて就職して、苦労をして、病気になって、統合失調症と診断されて。…

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101回目の逮捕と出所 入浴編

質問をする。 どうでもいい質問を。 自分の思考で動かないと駄目だから。 自分の思考で行動しないと駄目だから。 だから俺はくだらない質問をしまくる。 じゃないと、また人に騙される。 そこで、看守のおじさんは、留置場の牢屋に入っていた俺を、洗面所まで連れて行く。 洗面所まできて、番号が書いてあるコッ…

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本能の赴くままに

よそ者は帰れ。 それは、真夜中の川岸で。 生い茂る木々にとまる虫たちが、徒党を組んで攻撃的に鳴きまくる。 ここは、よそ者がくるところではない。 ましてや、人間がきていいところじゃない。 帰れ。 帰れ。 そう大きな音、大きな声で、動物や虫たち、そこで生息す者たちが、俺にそう訴えているようにしか思え…

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安心と信頼とノコギリと

刃物をもつ。 両手で。 包丁と言う刃物を。 見ず知らずの人間が、ぶっ殺してやるといいながら、後ろから刃物を持ちながら、勢いよく襲いかかってきたら。 誰もが怖がり逃げるだろう。 だが。 ある漫画家の編集が。 ある漫画さんに向けて。 そろそろ漫画描いてくださいよ! 描かないと、ぶっ殺して…

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恐怖のシーソーゲーム

逃げ場がなかった。 どこにも。 身も心も。 この助手席から、時速100キロで走る高速道路で、ドアを開け、身を放り出して逃げた方がまだ、マシなんじゃないかって。 そんなことすら思う。 2011年。 初めて僕は、埼玉の会社に就職し、社会人となった。 そこには、期待の気持ちはない。 不安の気持ち…

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アンサー

どうしなければいけないのか? それが俺にはわからなかった。 その瞬間の自分の素直な思い。 気持ち。 お腹がすいたなら食べようだとか。 眠いなら寝ようだとか。 そういう自分の体に関わることでさえも、自分には感じ取れなくなっていた。 ごはんは食べたくないし。 食べ物は、全く喉を通らない。 …

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笑う狐の悪ふざけ 後編

一目惚れをした。 2014年に。 ニコ生で知り合った、お相手は30代後半の元キャバ嬢の女性。 名前はあずきバーさん。 綺麗な人だと思った。 美しい人だと思った。 俺の配信に、突然現れ、スカイプなどの連絡先を交換し、すぐに、仲良くなった。 そんなあずきさんの要望で、のちの黒歴史である、 「ワ…

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笑う狐の悪ふざけ 中編

それは、少し怖いことでもあるかもしれない。 狂言などの、笑う狐のお面がパッケージのDVDを、放送作家さんに見せてみる。 そして尋ねてみる。 「この感覚はなんですか?」 「この狐のお面の感覚はなんですか?」 って。 すると答える。 その放送作家さんは。 『それは、鬱』 言葉少なに、きっ…

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笑う狐の悪ふざけ 前編

僕は、君を助ける。 そうずっと宣言しているだけで。 実際、僕は何もしない。 ただただ、テレビの中から、一人孤独に寂しく疎外感を味わう君へ。 何度も何度もエールを送る。 『うーまんくん、僕は、君を助けるからねっ!』 と。 うーまんくんは、僕の高専時代の同級生。 彼は、特徴、個性、ありとあらゆ…

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破滅への入門試験

くだらない。 何もかも。 何もかもがくだらない。 高い車を買って。 高い時計を買って。 高い服を着て。 カッコよくオシャレをして、街へと出かける。 なんてくだらないことだろう。 つい最近まで、それを羨み、新鮮に感じていた人間はどこへやら。 自分のコスモは、外へひけらかすものではない。…

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あの子の麦わら帽子

釣り竿で大きな魚を釣ってみる。 釣ることじたいには意味はない。 釣ることは仮定段階でしかない。 では、それを食べることに意味があるのか。 いやそうでもない。 俺がやりたいことは。 大きな魚を釣って、それを竿先の糸の針につけて。 パチンコ店に持ってって、見せびらかすことだ。 あのコーヒーレデ…

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答えはウエスタン 復讐編

それは、俺が夜パチンコ打っている時に。 帰り際、囁く知り合いの声がする。 『ウエスタン来なさい、ウエスタン来なさい』 それは、俺が寝ている夢の中でも。 『ウエスタン来なさい、ウエスタン』 それは、何度も、何度も日常的に繰り返される。 『今日こそ、ウエスタン!』 その知り合いは、学生時代の友達であ…

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解呪の毒

痛切な日常が、私の心を痛くする。 痛む心は、体を締め付け、平常平凡な日常を奪う。 あの人の最後の背中が忘れられなくて、私は毎晩のように泣いた。 抱かれる心の体や、思い出、思いは、きっと今後も後遺症のように、残るだろう。 自分の欲はいったいなんだ。 自分の欲はいったいなんだ。 私の願いはいったいなんだ。…

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101回目の逮捕と出所 投獄編

伝説の勇者の伝説というライトノベルがある。 主人公のライナ・リュートは、牢獄のなか、叫ぶ。 『なぁ看守のおっちゃーん』 と。 そして、俺。 ワトソンは。 今。 留置所の牢屋の中にいる。 妄想で頭がおかしい状態の俺は、こうした状況でも、何やら楽しく、留置場の中で踊りまくり。 俺が、ライ…

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101回目の逮捕と出所 取調編

留置所で。 女の子は指を差す。 次々に指を差す。 これもこれもこれもこれも。 全部壊していいのね? と。 指を差したものを次々に破壊していく。 投げ飛ばし、叩きつけ、笑顔で笑いながら壊していく。 留置場の取調室のノートパソコン。 無線機。 電話。 プリンター。 全て…

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生命の鼓動のもとに

ポエムを書こうと思う。 しかし、これはよくわからないポエムだ。 みんなには、天の声が降ってくる感覚はあるだろうか? 俺にはある。 4年前から。 その天の声が降ってくる感覚を頼りに。 今からポエム? エッセイ? まぁわからんけど書こうと思う。 ではいくぞ。 開いた花には、水を…

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彼の居場所と涙の理由

僕は一言嫌だと言った。 基本的にお願い事や、頼まれごとは断れない性格であったが、そいつとの人間関係においては、全然NOと言うことが出来た。 中学の頃の話だ。 そいつのあだ名はマッシュ。 マッシュルームみたいな頭で、そいつが好きだった女の子が、 『あいつマッシュルームみたいな頭だな』 と発言したことから…

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ないなないな

何事もやり過ぎはよくない。 ゲームのしすぎ。 勉強のしすぎ。 時間を浪費し、目を悪くする。 目だけではない。 俺は中学時代、当時のネットゲームのリネージュというゲームをずっと硬い椅子に座ってやっていた。 座布を引いてなかったし、ずっとその硬いい椅子に座り、ゲームをしまくっていた。 そしてやり過ぎ…

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君がいる奇跡

それは至極簡単なことだったりする。 本当は奇跡のはずなのに。 運命という神様が与えた必然であったりで。 人生において、酷く遠回りしているはずなのに。 なぜか最後は、ああ良かった、これで良かった、またこの遠回りや失意を次生まれても味わいたいなって。 そんな風に僕は思う。 なんでかって。 それは奇跡…

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社会人の証

妄想で。 さんま御殿に出ている俺は、さんまに尋ねる。 『え、どうなったら社会人になって社会的に認められるんですか?』 と。 さんまは答える。 『大人になったらやで』 と。 『じゃあどうなったら、大人になれるんですか』 その問いに。 『あのなぁ、赤い学生気分よ(ワトソン)お前確か童貞や…

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しろいてんしとの遭遇

あの日。 あの時。 俺がもし車のライトをつけっぱなしにしていなかったら。 つけっぱなしにして、バッティングセンターに行ってなかったら。 そこで、末永真史のバッティングを目の当たりにしてなかったら。 こんな奇跡はあり得なかった。 こんな奇跡。 奇跡のような出会い。 しろいてんしとの遭…

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恐怖は己の背中の中

それはとても怖いことだ。 俺の背中の中にはチップが埋め込まれている。 組織が俺を支配し、人体実験として操作するためのチップが。 俺が生まれて来て程なくして、そのチップは埋め込まれた。 勿論これも妄想なのだが、俺は、頭がおかしかった2016年にそれを凄く疑っていた。 自分の背中を。 世の中の作りを。 …

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命を賭けた嘘

突然ですが、このエッセイを読む前に。 ○○さん。 好きだよ。 恐怖を感じるその言葉は。 何かを恐れ、失うかもしれないというその声は。 強い思いが宿る。 自分の伝えたいという思いや気持ち。 相手に対して、思う恐怖の気持ちは。 しっかりと相手に伝わる。 たった一言の好きだよ、の言葉。 …

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ブルーデージー

とある日の一幕。 愛してるって言われて。 愛してるって素直に答えた。 彼女の言葉が嬉しくて。 彼女の笑顔が心地よくて。 何度でもその言葉聞いていたいし。 僕も何度でも愛してるって言ってあげたい。 病室の窓から移ろいゆく季節を眺め続ける彼女。…

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101回目の逮捕と出所 逮捕編

チカ竿を弄っている俺はとても饒舌である。 自分の部屋で寝っ転がりながら。 地面にはマットレスや敷布団。 ベッドは解体してもうない。 あおむけになりながら、チカ竿を手にとり、伸ばし、左右にふったりして、竿がしなる様子を見て、なんとなく楽しむ。 そこで俺の饒舌な口調が、次々と笑い話を展開する。 組織が盗聴…

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ないなないな

何事もやり過ぎはよくない。 ゲームのしすぎ。 勉強のしすぎ。 時間を浪費し、目を悪くする。 目だけではない。 俺は中学時代、当時のネットゲームのリネージュというゲームをずっと硬い椅子に座ってやっていた。 座布を引いてなかったし、ずっとその硬いい椅子に座り、ゲームをしまくっていた。 そしてやり過ぎ…

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101回目の逮捕と出所 前夜編

何度繰り返していることだろうか? 自分の行動。 過ち。 失敗。 確かなデジャブの記憶を自分は感じていて。 1度目の人生のはずなのに、なぜか、自分は何度も、何度もその瞬間を体感した記憶がある。 俺はまた捕まった。 あの釧路のガソリンスタンドで。 これは、いったい何度目だろうか? 人は、…

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やさしさに包まれて 

小さい頃は、神様がいて。 神様がいて。 そう神様がいて。 やさしさに溢れる子供たちを、どこか見守り、守ってくれていたと思う。 それは、神様だけではない。 大人たち。 教育者。 地域の老人達。 自分らの親。 社会の土台や裏の下地を、子供たちのために作ってくれていて。 しかし、でも…

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彼女の夢で夢を見る 後編

僕は、家で辞書を手に取る。 辞書を引く。 言葉を調べる。 は行を調べる。 は・たを調べる。 は・た・ちという言葉を調べる。 「ゆうこお姉ちゃんは、ハタチになったら、って言ってたけど、ハタチって何だろう」 ハタチのページを見つける。 そのページを読み上げる。 「ハタチは、二十歳ってこと…

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彼女の夢で夢を見る 前編

あの日。 泣いていた。 僕は泣いていた。 アイスクリームを落として。 幼き日。 それは5歳の時の僕の記憶。 親の都合でこの町に引っ越してきて、初めての地域の春の祭りの日。 商店街で行われている夜店が立ち並ぶ場所で。 僕は、親から貰ったお小遣いでアイスクリームを買った。 バニラ味のアイ…

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名画のメイキング秘話

橋の上に。 車を止める。 車の前に。 バケツを置く。 車のボンネットの上に。 まっさらな自由帳を置く。 そこに何の意味があるのか。 そこには全く何の意味はない。 そうしたい。 ただそうしたいという。 そういう思いがあるだけで。 そこで、左手で、適当な絵を描く。 俺は…

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子供は赤い夢を見る 後編

保育園の採用試験で女の園長先生は言った。 「私はね、顔を見て、話を少し聞いたら、その人が保育士に向いてるかどうか。なるべきならないべきかわかるの。だから、なるべきでない人間に大事な子供達を任せられないの。さぁあなたのことをちゃんと話して」 俺は答えた。 「僕は、社会人になってから社会の壁にぶつかり、パワハラで病気になりました。社会…

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超一流のギャップ 後編

俺に備わった能力は一つだけではない。 それは、トリカブトオーラがわかる能力と。 もうひとつある。 それを説明しよう。 俺は、当時潔癖症だった。 最初はカッコよくなろう、オシャレをしようって、そんな気軽な思いから。 もっと清潔感を。 もっと清潔感をと。 どこにいても、歯をめちゃめちゃ磨き、銭…

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子供は赤い夢を見る 中編

俺は、お金は嫌いだ。 嫌いだとは言ったが。 実は。 実は小銭は好きである。 オードリーの春日も。 小銭は好きだと俺の妄想脳内で言っている。 だって、バッティングセンターで100円入れたら15球打てるし。 ゲームセンターで100円入れたら、ゲームが出来るし。 なんだか、子供の頃、学生時代に立ち戻れるよう…

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子供は赤い夢を見る 前編

それは、僕が生まれた頃。 お父さんとお母さんは、話し合いをしていました。 余裕たっぷりに。 この子をどう育てる? この子ゆうきをどう育てる? まるで、その何か育て方マニュアルがあるような感じで。 この子には、優しい子に育ってほしいな。 正義感の強い、強きを挫き、弱気を助ける、そんな子になってほし…

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超一流のギャップ 前編

彼のその鋼のような肉体美は見る者を魅了し圧倒した。 カッコいいと思った。 強そうと思った。 男の中の男だと思った。 しかしそれは、夜の顔である。 昼の彼の顔はしがない窓際係長。 仕事も出来なさそうな。 自信のなさそうな。 そんな平凡なサラリーマン。 そのギャップが何ともやはりカッコいい。 それが特命係長只野仁であ…

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容疑者の証明写真

鬱を治す方法を知っている。 鬱を治す方法を。 それは。 変化だ。 大きな変化。 それも自分がやりたい事をやるのではなく。 自分が普段やらないこと。 やりたくないこと。 それをする事が大事である。 だが。 鬱で思考を止めていた俺が。 自ら進んで行動することはない。 鬱なんだから。 止まっているんだから。 外的要…

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泣いたあの日 後編

好きな子が自殺した。 お風呂場で。 突然自殺した。 練炭で自殺した。 2014年2月8日。 俺は、その子が心配になってラインを送ったがもう既読になることはなかった。 いつか既読になるんじゃないかって。 また、いつものように、会話できるんじゃないかって。 せっかく仲良くなれたのに、突然の別れ…

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さまよう者の流儀 後編

上島竜兵は、俺にあやかろうとしていた。 竜兵会のリーダーダチョウ倶楽部上島竜兵。 彼は、さまよう者を監視することが好きであった。 芸能人である彼にとって退屈しのぎが、このさまようものの行動の監視。 その行動を笑ったり、流儀などルールをクイズのように予想したり。 ダイハツの車に乗る俺を、盗聴、盗撮していた。 …

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6つの感覚僕は正気に戻れない

気づいたら。 良く分からない能力が身についていた。 俺に備わった6つの感覚。 脳で感じる感覚。 それは。 ストレス。 吐き気。 嫌悪。 爽快感。 無関心。 滅びゆく感覚。 この6つ。 まず一つは。 ストレス。 これは、情報を得たり、何かしたときに少しずつ…

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さまよう者の流儀 中編

さまよう鎧は、鎧で自分の身を隠し、敵と相対する。 自らのルール、流儀を隠し、組織の野郎どもと戦う。 そして、今日も俺は戦っていた。 俺の行動、流儀。 これを奴らに読ませない。 今、番組で、みんなで考えようワトソンの行動流儀を。 といういきつく先のわからない番組をやっている。 という妄想をしている…

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さまよう者の流儀 前編

俺が思うかっこいい男の理想像を語ろう。 それは。 俺のお金の使い道は……給油! それだけ。 そう答える男こそが、最強にかっこいい男だと思う。 給油だけしかお金を使わないで、生活を続ける男。 なんてカッコイイのだろうか。 なんて素敵なのだろうか。 と。 俺は憧れた。 俺もそんな人…

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ドキドキ、ワクワク、ブルブル

普通というものはつまらないものだ。 自らの生活の中で、突拍子もないトラブルやちょっとした事件。 そういうものに人は胸をときめかせる。 これも2016年の話。 自給自足の生活をしていた俺は、普通とはかけ離れていた生活をしていた。 自給自足のときは、釣りで魚を釣って食べていたが。 釣り竿をもったまま、川の…

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すべらない話26連発!

1、募金の話 学校の先生が、東北の震災で募金を募るということで、卒業式後の謝恩会で、募金箱を作って、募金を集めていた。 一人の友達が、おもむろに財布から、5000円札を取り出した。 そして、5000円を募金箱へいれた。 こいつは、ふっとぱらだすげえと思った直後。 そいつは、募金箱から、4000円抜き取って行った。 いわゆる募…

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仇を恩で返す

恩を仇で返すという言葉はあるが。 仇を恩で返すなんて言葉は聞いたことがない。 だが、俺にはわかる。 仇を恩で返す人間の行動理念。 今から9年前。 2011年。 就職一年目の出来ごと。 多分今となっては妄想だろうが、俺の過去の記憶にある確かな、光景。 当時俺は、大好きな作家さんがいた。 …

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リポビタンDとアロエの缶の物語

俺の中の明石屋さんまは語る。 俺は、大好きだったコヒレの彼女に。 渡したかったモノがある。 それは、飲み終えたアロエの空き缶。 幾千もの人達が、妖艶なコヒレの彼女に。 明石屋さんまのような、陽気で人気の高い彼が。 その価値の見い出せないアロエの空き缶を。 渡すという感動の伝説が。 何度も何…

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明日世界が終わるとしたらあなたはどうする?

明日。 世界が終わる。 笑いごとではない。 本当に終わるんだ。 そんな日を迎える自分って。 こんなちっぽけな自分が大きな世界が終わりを迎えるとき。 今日出来ること。やりたいこと。 なにがあるのだろう。 あの子にごめんなさいって直接会って言ってくる、とか。 友達に謝りたいこと言って、許…

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書けない青年の苦悩

書けない青年の苦悩 青年はキーボードをたたいた。 インターネットでいつものように、「小説書けない」と「小説書くことがない」などどといった内容の事を検索した。 どこを調べても、とにかく書きましょうだとか、書きたいことを見つけましょう、だとか。 書けない。書くことがないのにも関わらずなぜ青年は小説を書きたがるのか。 …

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鱚川美加沙の異能学園 その①

由々しき事態が起こっていた。 赤点15点の英語の答案用紙を見て、鱚川美加沙は心底焦っていた。 肩まで伸びるしなやかな黒髪。左右対称の均整のとれた顔立ちに誰もが羨む美しいボディライン。 クラスの中では美加沙は人気者だったが、そんなことは今英語の赤点の答案用紙の前ではどうでもよかった。 留年の危機。 赤点30点…

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弱い私を救ってくれた人

私は心臓が悪い。 生まれつき心臓が悪い。 命に別状はないが、激しい運動は出来ない。 私は、山本夏澄。小学1年生。 小学1年生と言えば遊び盛りの年頃だ。 いつものように学校で、友達たちが休憩時間にお外で遊んでいる様子を、静かに教室の窓から眺めるだけだった。 缶けり。おにごっこ。こおり鬼。だるまさんが転ん…

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就活失敗の話

就職の面接とは自分を売り込みにアピールする場であり、それが成功したもののみ「内定」というものを勝ち取ることができる。 就活一年目そんなアピールの場であることを知ってか知らずか、俺は履歴書にあることないことを書きまくった。 もちろんあることだけ書くべきなのだが、俺はとりあえず、御社の面接を受けた理由などで、 「実家も酪農…

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幸せの神様へありがとうの言葉

ゆあちゃん。 なんだろう。 全然誉められないや。 ゆあちゃんが僕の元から姿を消して。 涙は流れなかったし、涙が流れない自分が許せなくなったけど。 たぶん。 うん。 僕。 ゆあちゃんのこと。 きっと好きだったんだと思う。 いなくなって初めて気付いた。 ゆあちゃんのこと好きだ…

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思い出の裏側の恋

何事もなく彼女は現れた。 ニコニコ生放送で、彼女は現れた。 その子の第一声はあまり覚えてないが、多分、初見です……というコメントだと思う。 当時生主をやっていた僕の元にパチスロタグで来てくれた女の子。 その子の名前はあずきバーさん。 初見ながらいろいろ質問していくうちに仲良くなり、今度配信の方法教えますね、…

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思い出のメロンソーダ

お飲み物いかがですか? いつものホールで、コーヒーレディの彼女は小さな僕に綺麗な声でたずねてくれる。 メロンソーダ1つ。 毎度毎度彼女がとおりかかるたびに、僕はかたくななメロンソーダは崩さない。 メロンソーダを何度も飲む僕の舌は、当然シュレッグのように緑色になっていて。 その緑の舌を鏡で見るたびに、今日もい…

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晩御飯戦争

カレーは飲み物だ! 野菜は果物だ! 晩御飯は戦争だ! ワトソン家で戦争がおこった。 それは、どんな戦争か? 父と母の争いである。 ある日親戚のおばさんが、得体のしれない料理をワトソン家にどうぞと持ってきた。 何故得体が知れなかったのか? 得体は本当はしれたかもしれないが見るからに美味しそう…

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四半世紀に渡る夢

僕は病室でその光景を見ていた。 その光景を見て、感情がほとんど働かないはずなのに、なぜか涙が出てきた。 2016年。 断薬中の俺は様々な感情に襲われていた。 体の調子は絶好調!? いや絶不調!? よくわからない状態だったが、一つ分かっていたことは、 俺が大ファンだった広島東洋カープがぶっちぎりで…

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才能を開花するには!?

ワトソン家は性質上、『着飾る』ということを全くしない。 父は、外出の際全く同じ地味な上着を着て、一切オシャレなどを意識することなく、外に出ている。 兄も、ほとんど同じ感じである。兄に、いたっては、毎日カープの赤い帽子をかぶって外出している。 そして、俺も兄もそうだが、自分で服を買ったことがないw せいぜい、すこし面白いロ…

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俺は自殺を止めたことがある!?

これは、ノンフィクションであり、ありえないけど、この人物が誰かわかった人は、決してこの日記に、『お前のこと書いてあったよ!』って本人には、言わないでください←(なら書くなや!) これは、2010年の4月のこと。 初めての就職試験で、失敗し、辱めを受け、傷心で落ち込んでいた俺は、帰りの汽車を乗り間違え、『大楽毛』ではなく、逆方向の…

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最高の婚約者は!?

新世紀エヴァンゲリオンは、様々な『謎』や『伏線』をはり、数多く視聴者をその世界観に引きこみ、人気を博した作品である。 だが、この作品は、謎が膨らみすぎたため、複線の回収に収拾がつかず、最終的には、製作者が丸投げし、失敗の『未完成』に終わった作品である。 この作品を、綺麗に納得いく形で完結させるのは、もはや困難であり、絶対…

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人生の主人公は!?

『世紀末リーダー伝たけし』といえば、1997年より週刊少年ジャンプより連載された、ギャグ少年漫画である。 本作品の主人公たけしは、生後2日で歩きだし、生後3日で開脚前転をマスターし、小学校に入学するころには、下の毛、胸毛、ひげ(坂口じゃないよ)がすでに生え揃っていた。 人間離れした才能を持つたけしは、リーダー的存在であり、 …

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男の最大の試練は!?

『娘を僕にください!』、実際はこんなふうには、言うかどうか、わからないが、恋人のご両親に挨拶に行く時は、ヒヤヒヤもので、半端なく緊張するだろう。 男のほとんどが、経験するであろう、人生の『試練の一つ』である。 ワトソン家にも、一度だけ、姉が彼氏を連れてきたことがある。 『結婚』の挨拶、とまではいかないが、『お付き合い…

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壊れたワトソンの未来

足のなくなった人に足はもう生えてこない。 目の見えない人にもう光は差し込まない。 統合失調症も同じで壊れた脳はもう元には戻らない。 僕は2011年に統合失調症という病気になった。 それから8年統合失調症の陰性症状に苦しんでいる。 統合失調症には陽性症状と陰性症状があり、陽性症状はいわゆる「妄想」「幻覚」「幻…

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